せとさんスポーツ

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【雨のベイスターズで思い出す】2004年みやざきフェニックスリーグ・湘南シーレックス新沼慎二の幻の逆転ツーランホームラン

 

はじめに

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)が18日、セ・パ両リーグでファイナルステージが開幕し、セ・リーグでは優勝したカープが5回終了時雨天コールドゲームで、3位のベイスターズに勝ちました。
ファーストステージのタイガース戦から、雨に笑い、雨に泣く状況のベイスターズを見ていて、13年前の、ある試合を思い出しました。
ちょうど13年前の2004年10月18日、第1回みやざきフェニックスリーグで行われた、読売ジャイアンツvs湘南シーレックス戦です。湘南シーレックスは、当時の横浜ベイスターズ2軍の名称です。

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それではスタメンの発表です

この年から始まったフェニックスリーグに参加したのは、イースタンリーグ所属の6チームです。現在のイースタンリーグ所属は7チームですが、東北楽天ゴールデンイーグルスがプロ野球に参入したのは、翌年です。
10月18日は3試合が予定されていましたが、雨の影響で2試合が中止となり、宮崎アイビースタジアムの巨人vs湘南戦だけが行われました。
両チームのスタメンは以下のとおり。

【湘南】
1(8)田中
2(4)北川
3(7)小池
4(9)古木
5(D)小田嶋
6(5)村田
7(3)吉村
8(2)新沼
9(6)木村
P=千葉

【巨人】
1(D)鈴木
2(4)長田
3(9)矢野
4(3)吉川
5(8)三浦
6(7)中濱
7(5)岩舘
8(2)加藤
9(6)大須賀
P=南

苗字だけだと「誰?」と思われるかもしれませんが、シーレックスの「村田」は「村田修一」であり、「吉村」はホークスの一員としてCSに出場中の吉村裕基です。
巨人の「矢野」は今季ファイターズで引退した矢野謙次です。

雨中のホームラン合戦は劇的な結末へ

雨が落ちる中で試合がスタート。両先発投手が初回から四球を連発するも、打線が決め手を欠き、得点が入りません。
均衡が破れたのは5回表。
シーレックスの吉村裕基が先制のソロホームランを放つと、さらに四球とエラーでチャンスをもらい、小池正晃のタイムリーヒットで2点目。2-0とリードします。
シーレックス先発の千葉は5回裏のワンアウト満塁のピンチを切り抜け、6回裏はジャイアンツ打線を三者凡退に抑えるなど、ここまで無失点に抑えてきましたが、雨が強くなり始めた7回裏に捕まります。
まず先頭打者から2人連続で四球を出してしまい、代打で登場した原俊介に逆転のスリーランホームランを浴びました。「今までは何だったんだ!」と思わせられるような鮮やかな逆転劇です。この回、ジャイアンツは、さらに長田昌浩のタイムリー二塁打で1点を取り、4-2と2点リードしました。
しかし、このままでは終わらないのが湘南シーレックス。
8回表、代打の武山真吾が、巨人2番手の林昌範からソロホームランを放ち1点差に詰め寄ると、村田修一がヒットで出塁し、バッターは伏兵・新沼慎二!
会心の当たりがレフトスタンドまで飛び、逆転ツーランホームランで再びシーレックスがリードを奪います。
8回表が終了すると同時にスコールのような雨がグラウンドを叩きつけて、まもなく嶋田審判員がコールドゲームを宣告しました。

武山と新沼のホームランが消える

ホテルに戻って両チームの公式サイトを確認すると、シーレックスのサイトではシーレックスが5-4で勝ち、ジャイアンツのサイトではジャイアンツが4-2で勝ったことになっていました。
野球に詳しい人なら、どちらの報告が正しいのか、すぐにわかると思います。この試合は、ジャイアンツの勝ちです。
8回表にシーレックスは、確かに新沼慎二のホームランで逆転しました。しかし、表のチームがリードしている場合は、8回裏まで行われなければ、8回表のシーレックスの攻撃は成立しません。
新沼の逆転ツーランと、その前の武山真吾のソロホームランは「無かったこと」になりました。

翌日、シーレックスのサイトの試合結果は、こっそり修正されていました。

この試合の観客数は?

まさに「湘南シーレックス新沼慎二・幻の逆転ツーランホームラン」です。
フェニックスリーグなので、公式記録ではなく、結果はそれほど重視されないとはいえ、幻のホームランを打った2人は、穏やかではなかったかもしれません。
スタンドで観戦していた私は、ジャイアンツの勝利がわかっていたので、シーレックスが勝ったような負け戦に、どこに気持ちをぶつけたらいいのかわからない不思議を感じていました。

なお、私がバックネット裏で、目視で確認したこの試合の観客数は、40人でした。両チームのベンチ入りメンバーよりお客さんが少ないという、プロ野球では珍しい試合でした。

おわりに

ドーム球場ではなく、屋外球場ならではの、悲喜こもごもがあります。
13年前の話は置いといて、ベイスターズはこの後、雨に笑うか、雨に泣くのか。

まさかまさかの幻のホームランが出たりして。

何が起こるかわからないのが野球です。
野球って、本当に面白いスポーツですね!