せとさんスポーツ

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ソフトバンク日本一【74勝1敗】と【26連勝】で2018年プロ野球を制覇

「SMBC日本シリーズ2017」は4日、福岡ヤフオクドームで第6戦が行われ、ソフトバンクが延長11回にサヨナラ勝ちを決めてDeNAを下し、2年ぶり8度目の日本一に輝きました。

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パリーグでは圧倒的優勝のホークス

ホークスは圧倒的な強さでパ・リーグ優勝を果たしました。
前半戦こそ、イーグルスに首位の座を譲ったものの、夏場から終盤戦にかけては、2位争いをするライオンズとイーグルスに大差をつけて、9月16日に優勝を決めました。
ホークスは、FAなどによる強豪選手の補強と、生え抜きの若手選手の育成を両立しています。
日本シリーズでも活躍した内川やデスパイネは、他球団で打線の中軸を担う選手でした。
工藤公康監督自身が、選手時代にFA権を行使して移籍した経験があり、ホークスに移籍してきた選手たちの心境を踏まえた効果的な起用を続けてきました。
同時に、ホークスは生え抜きの若手選手の台頭を促しました。

主軸と若手を併用

工藤監督は、スポーツ報知(5日付)に寄せた手記の中で、選手に厳しい練習を課し続けた理由を、こう述べています。
「プロ野球の世界で1、2年活躍できる選手ならいるけど、5年、10年となると難しい。そういう選手をたくさん育てられれば、と思ってやってきた」
球界を代表する選手の補強と、未来を背負う若手の育成は、チーム自体を中長期的に強く育てました。
工藤監督が就任した2015年は優勝と日本一を達成したホークスは、昨年、ファイターズに11.5ゲーム差をつけて優勝が確実と思われながらも、ファイターズに逆転優勝されて2位に終わりました。
監督は、負ければ非難される苦しい立場で、強いチームを作るために、選手に競争原理を芽生えさせる指導に徹しました。

6回終了時点でリードしていれば74勝1敗

2017年のホークス躍進を象徴するデータが、2つあります。
1つ目は「6回終了時点でホークスがリードしていると74勝1敗」です。
これは、開幕戦からパ・リーグ優勝を決めた試合までの数字です。
6回終了までリードしていれば、その後に逆転負けを喫した回数が、1度しかありませんでした。1敗は7月11日の対イーグルス戦。それ以外は74勝0敗です。
最多セーブ記録を達成したサファテや8回を任された岩嵜など、リリーフ陣が安定していた証拠です。

先制点を取れば26連勝

もう1つのデータが「ホークスが先制した試合は26連勝」です。
7月27日の対イーグルス戦で勝利してから、優勝した試合まで、ホークスは先制点を挙げた試合で26連勝を記録しました。
ホークスは投打のバランスが良い状態を保ち、「先制点を挙げた試合」と「6回終了時点でリードしていた試合」で確実に勝ち星を拾いました。

CSは2連敗から3連勝

優勝が決まってから1か月以上の間が空いたCSファイナルステージで、ホークスはイーグルスにいきなり連敗しました。
10月18日、19日に行われたこの2試合は、いずれも「相手に先制され、6回終了時点でリードされている展開」でした。
20日の第3戦でも同じ試合展開となりましたが、8回裏に2点を挙げて逆転勝ち。この勝利が、イーグルスに傾いていた流れをホークスに引き寄せました。
21日と22日の2試合は、いずれも「ホークスが先制して、6回終了時点でリードしている展開」に持ちこみ連勝して、日本シリーズ進出を決めました。

サファテの3イニング

日本シリーズでも、ホークスは第3戦までは初回に先制点を挙げ、3連勝で日本一に王手をかけました。
ベイスターズのラミレス監督は第4戦の試合前に「さすがに3試合とも初回に点を取られると厳しい。今日の試合はウチが先制するよ」とコメントを残しました。
この試合は5回裏にベイスターズが先制点を挙げ、ホークスに完封勝利。ホークスは勢いを止められた形になり、翌日の第5戦では逆転負けを喫しました。
迎えた第6戦は、2回裏にホークスが松田のホームランで先制したものの、5回表にベイスターズが3点を挙げ逆転。ホークスは「6回終了時点でリードしていると磐石」の法則をこの日も形成できませんでした。
レギュラーシーズン中はリードしている場面で登板していたリリーフ投手陣を、リードされている場面で投入する、苦しい戦いとなりました。
1点を追う9回裏に、内川のホームランが出て3対3の同点に。
10回、そして11回のマウンドにもサファテが上がりました。
来日7年目で、サファテが3イニングを投げたのは初めてという「禁じ手」が功を奏し、11回裏に川島慶三のタイムリーヒットでホークスがサヨナラ勝ち。日本一となりました。
リーグ優勝までの「法則」が通用しない中で、最後の最後で捨て身の采配を振るった工藤監督は、選手たちの胴上げにより、7度宙を舞いました。

2018年は

 振り返れば、今季のホークスには「スキ」がほとんど見えませんでした。
セ・パ交流戦の後半で内川とデスパイネが相次いで故障し、13連敗から脱したばかりのジャイアンツに1勝2敗と負け越した時に、不安を感じた程度でした。すぐに穴を埋める選手が出てきました。
ホークスの選手層の厚さは12球団ナンバーワンと言われています。育成選手の数も多く、2軍だけでなく3軍組織も充実しています。
日本シリーズに出場した千賀や石川、甲斐らは育成選手出身です。
ただし、近年は、2軍戦で活躍した選手が、1軍に呼ばれて出場機会を与えられても、結果を残せずに2軍に戻るケースが目立ちます。
2軍のチーム内で戦力がよどむと、工藤監督がめざす競争原理を重視したチームづくりが機能しない危険が生じてきます。
2017年の2軍ウエスタンリーグは、カープが26年ぶりに優勝し、ホークスの6連覇を阻止しました。ホークスは借金3で3位に終わりました。2軍の試合では勝敗は二の次と言われます。しかし、優勝争いに参加するチームとそうでないチームは、緊張感に差が出ます。

優勝争いを演じたカープとドラゴンズの選手たちは、来年に向けて貴重な経験をしました。

ただ、この2チームは、どちらもセ・リーグ所属です。

イースタンリーグ所属の球団も含めて、パ・リーグのチームから、ホークスの脅威となる若手選手が多数、伸びてくることを期待します。
豊富な資金力で戦力補強を充実させることができるホークスに対抗するには、各チームがドラフト会議で獲得した選手を含めて、現有戦力の能力をどれだけ引き出せるか、という視点が、重要度を高めそうです。

キーワードは「育成」や「成長」です。
2018年シーズンの頂点をめざす戦いは、もう始まっています。
ホークスはやっぱり強いのか。セ・リーグを連覇したカープが今度こそ日本一を奪うのか。あるいは、他のチームが栄誉を獲得するのか。
各チームの戦いに注目します。

 

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