せとさんスポーツ

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ヤクルト山崎晃太朗&奥村展征は開幕1軍レギュラーをつかみ取れるか?教育リーグが熱い!

3月2日、ヤクルト戸田球場でおこなわれたイースタン春季教育リーグで、スワローズの今季を左右する若手選手2人が、イキのいいプレーを見せてくれました。山崎晃太朗と奥村展征です。

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山崎らしい「しつこさ」

ホームグラウンドに埼玉西武ライオンズを迎えて試合に臨んだスワローズ。7回表にライオンズに同点にされ、相手に流れが傾きかけました。

7回裏の先頭バッターは山崎。ライオンズの2番手投手は佐野泰雄。左投げ投手と左打ちバッターの対戦です。

山崎はファールで粘ってフルカウントまで持ち込んで、四球を勝ち取りました。「山崎らしいしつこさ」に、スワローズファンから歓声が上がります。

続く西浦直亨の送りバントが成功し、山崎は2塁ベースをまわって3塁を狙います。しかしこれはタッチアウト。それでも積極果敢な走塁に拍手が送られました。

山崎は9回裏にも先頭打者として四球で出塁し、これがサヨナラ勝ちの足がかりとなりました。

奥村がサヨナラ打 

サヨナラタイムリーヒットを放ったのは奥村。

5回裏にはスワローズが1点を取りさらにツーアウト3塁のチャンスで、奥村は強烈なセンター返しのタイムリーヒットを打ち、さらにすかさず盗塁を決めていました。

9回裏は同点のツーアウト満塁で、ライオンズ3番手の田村からサヨナラ勝ちとなるタイムリーヒット。これも強烈なセンター返しでした。

昨年はセ・リーグ最下位

スワローズは昨年、セ・リーグで6位最下位に沈みました。

主力選手の相次ぐケガで、1軍レベルの選手が足りなくなってしまいました。故障者に代わってチャンスを与えられたのが、2軍イースタンリーグに出場し結果を出し続けていた選手たち。

山崎は外野手として、奥村は内野手として、シーズン後半戦のレギュラーに名を連ねました。

逆転レギュラー獲得は

離脱していた選手たちが軒並み戦列復帰を果たしている2018年。山崎と奥村は出場機会が増える2軍の教育リーグでチャンスを与えられました。

教育リーグは、若手選手の実戦経験の場です。また、ここ数年はベテラン選手がオープン戦ではなく教育リーグで調整する姿も見られます。

オープン戦期間中は1軍選手登録の必要がありません。前日の試合でオープン戦に出た選手が翌日の試合で教育リーグに出場したり、その逆があったり。

スワローズは3日からの2日間、1軍のオープン戦が東京で開催されます。山崎と奥村は、キャッチャーの古賀、ルーキーの塩見とともに、3日は教育リーグの試合ではなく、オープン戦の出場となりました。ただし、オープン戦では途中出場。

山崎に求められる確実性 

山崎も奥村も、1軍の主軸選手をおびやかし、レギュラーを奪う選手になる素質を、昨シーズンで証明しています。

浮上のためには確実性が求められます。

2日の試合では、山崎は2つの四球を勝ち取りました。しかし走塁でアウトになりました。好走と暴走は紙一重。果敢なチャレンジはファンの拍手を誘いましたが、プレーとしてはセーフにならないと意味がありません。

9回裏の出塁時は、次の西浦がショートゴロで併殺打コース。ところが山崎の足を警戒した敵のショートが一瞬あわててトンネルエラー。これでノーアウト1.2塁とチャンスが広がりました。

昨年のイースタンリーグで24盗塁。1軍でも6盗塁を記録した快足は相手にとっては脅威です。持ち味を発揮できる確実性が高まれば、再び1軍のレギュラーを勝ち取る道につながります。

奥村に求められる確実性

奥村は、走攻守をどれもそつなくこなす選手です。とくに内野の守備は4ポジションすべてで役割を発揮します。2日の試合では二塁手としてスタメン出場し

途中からファーストにまわりました。

そつなくこなす選手はチームに重宝される一方で、アピールポイントがぼやけてしまう二面性をはらんでいます。

求められるのは打撃での確実性の向上です。

2点目のタイムリー、サヨナラとなるヒットと2本の強烈なセンター返しで、奥村は打撃面をアピールしました。

しかし、第1打席ではライオンズ先発の相内誠にインコースを攻められて見逃し三振。第4打席ではノーアウト2塁の場面で送りバントを失敗しました。ピッチャーの前に転がしたものの、2塁ランナーが3塁で刺されたプレーです。

豪快なヒットも犠牲バントも、1軍と2軍のボーダーラインにいる選手はどちらも評価の対象として、ミスが許されない立場です。サヨナラ勝ちでチームメイトと喜びを分かち合った直後には表情を引き締めていました。

オープン戦の陰で

1軍のオープン戦も2軍の教育リーグも始まったばかりです。しかし、あっという間に開幕を迎えるのが3月のプロ野球。

山崎や奥村のようなボーダーラインの選手たちが開幕で1軍枠をつかみ取れるかどうか。あるいはレギュラーを奪取しているか。

オープン戦とはファンや報道の注目度が雲泥の差ですが、教育リーグの熱い戦いにも目が離せません。

 

 

山崎晃太朗(やまさき・こうたろう)

背番号31。外野手。1993年8月11日生まれ。青森山田高校→日大。3年目。左投げ左打ち。

 

奥村展征(おくむら・のぶゆき)

背番号56。内野手。1995年5月26日生まれ。日大山形高校→読売ジャイアンツ。5年目。右投げ左打ち。