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【3/29楽天-西武】一軍開幕の日の二軍戦!川越誠司!戸川大輔!齊藤誠人!南川忠亮!【イースタンリーグ】

3月29日に仙台市のウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で開催された楽天vs西武のイースタンリーグ公式戦は、8-7で西武が勝利した。

一軍セ・リーグ、パ・リーグ同時開幕の日。二軍の選手たちは、どんな心境で戦ったのだろうか??

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(2回表、川越誠司が野手転向後初のホームランを放ち西武が先制。画像引用=イレブンスポーツ)

試合結果は?

☆2019年3月29日(金)ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉(宮城県仙台市泉区)

プロ野球イースタンリーグ公式戦

東北楽天ゴールデンイーグルスvs埼玉西武ライオンズ

西=011 310 200=8

楽=020 000 410=7

勝利投手=粟津

セーブ=南川

敗戦投手=戸村

本塁打=川越1号ソロ(2回、戸村)、フェルナンド3号2ラン(2回、本田)、山田3号ソロ(8回、南川)

スタメンは?

埼玉西武スタメン

1(7)西川愛也

2(9)戸川大輔

3(3)エルネスト・メヒア

4(8)川越誠司

5(6)山田遙楓

6(D)斉藤彰吾

7(4)山野辺翔

8(5)永江恭平

9(2)齊藤誠人

先発投手=本田圭佑

東北楽天

1(6)山﨑剛

2(4)西巻賢二

3(5)渡邊佳明

4(3)内田靖人

5(D)今江年晶

6(7)山田大樹

7(8)ルシアノ・フェルナンド

8(2)太田光

9(9)小郷裕哉

先発投手=戸村健次

暖かいドームではなく 肌寒い仙台で

2019年3月29日。

プロ野球の「一軍」が開幕する日。

東北楽天ゴールデンイーグルスは千葉県のZOZOマリンスタジアムでロッテと、埼玉西武ライオンズは福岡県のヤフオク!ドームでソフトバンクと、それぞれ午後6時30分試合開始のナイターで戦う。

両チームの二軍は、仙台市泉区にあるウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉(楽天イーグルス泉練習場)で13時開始のデーゲームで対戦した。

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(試合前にメンバー表を交換する楽天・三木肇監督と西武・松井稼頭央監督。画像引用=イレブンスポーツ)

一軍の華やかな舞台とは違い、数百人の観客の前でひっそりとおこなわれる試合。

イーグルス二軍にとっては、イースタンリーグの本拠地開幕戦である。

3月上旬から始まったイースタン春季教育リーグと、16日に開幕したイースタンリーグ公式戦を、すべて関東地区で戦ってきた。

一軍の本拠地開幕戦を4月2日に控えて、ひと足早く今季初の宮城県でのプロ野球の試合だ。

泉区の正午の気温は11度。前日の予報では雪の可能性もささやかれていたが、快晴になった。しかし、風が強い。

スタンドでじっと見つめる観客にとっては、肌寒く、コートやマフラーなどの防寒着が必須となった。

イーグルスファンの温かい声援を受けて試合に臨んだイーグルスだが、試合は序盤から劣勢に。

8-2と6点の差が開いた7回表終了時には15時30分になろうとしていて、球団歌が流れる中、席を立つ観客の姿が目立った。

その直後に猛攻を見せて、結局1点差に迫ったのは「時すでに遅し」だったのか。そんなことはない。

できれば5-2で3点差をつけられた4回裏、先頭打者の内田が二塁打でチャンスを作ったところで反撃したかったが、後続の打者が三者凡退に終わった。

それでも、点差を広げられても最後の最後まであきらめない姿勢が、終盤に「あわや」という期待を持たせてくれたのだから、明日につながる。

ただし、この試合で特筆すべきは、ライオンズの選手たちだ。

4番川越誠司 野手転向1号弾!

2回表。先頭バッターの川越誠司の打球は、センターのフェンスを越えてホームランとなった。

投手から打者に転向してからの、公式戦第1号ホームランである。

昨年9月に野手転向が決まった。元々、大学では野手としての評価も高かった。

転向後は、まず野手としての体づくりをして、技術練習につなげている。

嶋重宣二軍打撃兼外野守備走塁コーチも、投手から野手に転向した経験を持つ。川越には心強い限りだ。

秋の「みやざきフェニックスリーグ」でホームランを放ち、自信をつけた。

今季のイースタンリーグでは、開幕戦から4番打者を任されている。

19日の楽天戦では辛島から頭部死球を受け交代し、心配されたが、すぐに復帰。9試合で7本のヒットを記録していた。

第4打席ではライト前にヒットを放ち、マルチ安打を記録した。

川越の場合は、活躍したから即一軍、というわけではない。まずはファームで経験を重ねる段階だ。

イースタンリーグでは、日本ハム時代の糸井嘉男や、ヤクルトの高井雄平など、打者転向し二軍で実戦経験を積んで大成功した前例がある。

川越の、4番打者としての1号ホームランには、夢と希望があふれている。

戸川大輔 3安打3打点

西武は28日までイースタンリーグで3勝7敗で、日本ハムと並んで最下位。

ライオンズは一軍の主力と控え選手、そしてファームの選手と、実力差がはっきりしているように見える。

昨年は一軍がパ・リーグ優勝を果たしたが、ファームは48勝64敗で7チーム中6位に終わった。

菊池雄星や浅村栄斗、炭谷銀仁朗らが抜けた今季は、二軍暮らしが続く選手には、這い上がるチャンスだ。

昨年限りで現役生活を終えた松井稼頭央二軍監督も、一軍レギュラーを脅かす存在の出現を待ち望んでいる。

負けがこむ要因のひとつは、打率2割2分1厘でリーグ最下位の攻撃面にありそうだ。

一軍実績バリバリのメヒアが19打数9安打で打率4割7分4厘。24日のヤクルト戦では1試合3本塁打を記録している。

3番に入ることが多いメヒアの前で出塁してチャンスを広げる役割が、1番の西川愛也だ。打率3割4分2厘は頼もしい。

西川が出塁してメヒアにつなげる形はできている。他の得点パターンをどれだけ作ることができるか。

29日の試合では、打線が14安打と爆発した。

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(3打点の活躍を見せた戸川大輔。画像引用=イレブンスポーツ)

逆転された直後の3回表は、先頭の戸川が内野安打で出塁すると、続くメヒアの左中間への長打で、戸川が一気にホームインして、簡単に同点にする。

4回にはツーアウト1.2塁の場面で戸川が右中間へ2点タイムリー三塁打。

戸川は7回表にもライトへタイムリー二塁打を放った。3安打3打点の活躍だ。

高卒5年目、4月に23歳になる。 まだ一軍出場はない。

昨年はイースタンリーグで117試合に出場して打率2割1分9厘、ホームラン7本の成績を残したが、本人は「打率3割、ホームランは2ケタ打ちたかった」と悔しがる。

得点のチャンスで結果を出せる打者になれば、今年こそ一軍から声がかかる。

育成・齊藤誠人 俊足2人を刺した

育成選手のキャッチャー齊藤誠人が強肩をアピールした。

1回裏イーグルスの攻撃。先発の本田が先頭の山﨑を四球で出塁させてしまう。山﨑は昨年イースタンリーグでチームトップの13盗塁。一軍でも4盗塁を記録した俊足だ。

本田も何度か牽制球を入れて山﨑の足を警戒する。

山﨑が盗塁にチャレンジ。これを齊藤誠人が2塁に投げてアウトにした。

3回裏。今度は50メートルを5秒7で走るルーキーの小郷を盗塁死させた。

肩だけではない。

5回表の攻撃では、ツーアウト1.2塁の場面でライト前にタイムリーヒットを打った。

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(守備と打撃でアピールした齊藤誠人。画像引用=イレブンスポーツ)

炭谷がジャイアンツに移籍した今年、開幕一軍を迎えた捕手は森友哉、岡田、駒月の3人。今は駒月が「第3の捕手」だが、森と岡田以外は横一線かもしれない。

齊藤にとっては、大卒2年目の今年は、まず支配下登録奪取が当面の目標となる。

第1打席はワンアウト満塁で内野ゴロ。第2打席はワンアウト2塁で内野フライ。

第5打席でセンター前ヒットを打ったが、西宮の牽制球に引っかかってアウト。

良い点も悪い点も出た。一軍では、悪い点が出たら即交代。

齊藤誠人がどれだけ確実性を高められるか、要注目だ。

南川忠亮の「出直し」

ライオンズは4勝目を挙げたが、6点差の圧勝ムードから、守備の緩みも絡んで1点差にまで詰め寄られた試合。

松井稼頭央監督も手放しでは喜べない。

一軍の試合は「勝てば官軍」だが、ファームでは、勝利をめざすのは当然として、勝ち方にもこだわりたい。

20日の楽天戦では、延長11回までもつれた末に、エラーで相手に決勝点を与えてしまった。

29日も、5回の齊藤のタイムリーで圧勝を予感させたが、最後は1点差。もう一歩間違えば負けていたかもしれない。

1点差で粘り込めたのは、8回から登板した3番手の南川忠亮の功績だ。

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(2回1失点でセーブを挙げた南川忠亮。画像引用=イレブンスポーツ)

南川は16日のイースタン開幕戦に先発登板。「7回4失点」という数字を見ると、良くなかったと思われるかもしれない。

だが、投球内容は素晴らしかった。

《関連記事》3/16ロッテvs西武、南川忠亮先発試合のレポートはこちら↓

【2019/3/16イースタンリーグ開幕戦ロッテvs西武】プロ野球に感動したいなら二軍を見ろ! - せとさんスポーツ

初回に浴びた「タイムリーヒット」は、内野手がフライをうまく捕球できなかったもの。

その後2回から4回までは三者凡退に抑えた。5回も味方のエラーがあったが、無失点に抑えている。

しかし、中5日を開けた22日のヤクルト戦で5回6失点し、信頼を失ってしまった。

リリーフ陣としての出直し戦として、29日は2イニング打者7人に対して、山田にソロホームランを浴びたものの、他の打者は危なげなく封じた。今季初セーブだ。

南川といえば、昨年4月10日のイースタンリーグ・日本ハム戦で、清宮幸太郎と「プロ公式戦初打席」で対戦し、変化球で空振り三振に取った姿が印象的だ。

今年1月には、千葉県松戸市にある母校の小学校で特別先生となり「努力は必ず人生の糧になる」と5年生に教えた。

社会人出身、4年目の27歳。努力の結晶を一軍で見せることができるか、楽しみだ。

 

千葉と福岡からは遠く離れた仙台の、二軍戦。いつか大観衆の一軍戦で活躍するために。選手たちは明日も明後日も、休みなく試合に臨む。

一軍のナイターは、テレビで見たのかな??

継投&得点経過

投手リレー

埼玉西武=本田圭佑3回→粟津凱士3回→南川忠亮2回

東北楽天=戸村健次4.1回→渡邊佑樹1.2回→木村敏靖1回→今野龍太1回→西宮悠介1回

《得点経過》

2回表西=川越がセンターにソロホームランで1点

2回裏楽=フェルナンドのツーランホームランで2点

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(逆転ホームランを打ってベンチに戻ってくるフェルナンド。画像引用=イレブンスポーツ)

3回表西=メヒアの左中間への二塁打で1塁ランナーがホームインし1点

4回表西=ツーアウト1.2塁で戸川が右中間へのタイムリー三塁打で2点、さらにメヒアのタイムリーヒットで1点

5回表西=ツーアウト1.2塁で齊藤誠人がライト前タイムリーヒットを打ち1点

7回表西=ノーアウト2塁で永江がセンターに二塁打を打ち1点、ツーアウト1塁になってから戸川がライトへタイムリー二塁打を放ち1点

7回裏楽=ツーアウト1.2塁で山﨑がセンターへタイムリー二塁打を放ち2点、代打・山下斐紹の当たりがレフトとショートの間にポトリと落ちるタイムリーヒットとなり1点、渡邊佳がセンターへのタイムリーヒットで1点

8回裏楽=山田がレフトへソロホームランを打ち1点