せとさんスポーツ

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【4/4楽天-DeNA】仙台で楽天戦が2試合同時進行!二軍で釜田佳直あわや無安打試合【イースタンリーグ】

4月4日に仙台市の森林どり泉で開催された東北楽天vs横浜DeNAのプロ野球イースタンリーグ公式戦は、2-0で楽天が勝利した。

仙台市内では同じ時刻に一軍本拠地開幕シリーズ第3戦がおこなわれ、先発投手のルーキーに期待が集まる中、「もう1人の先発投手」釜田佳直(かまた・よしなお)の意地が炸裂した??

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(7回を投げ終えて安堵の表情を浮かべる釜田佳直と太田光。画像引用=イレブンスポーツ)

試合結果は?

☆2019年4月4日(木)ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉(宮城県仙台市泉区)

プロ野球イースタンリーグ公式戦

東北楽天ゴールデンイーグルスvs横浜DeNAベイスターズ

横=000 000 001=1

楽=101 000 00×=2

勝利投手=釜田

セーブ=小野

敗戦投手=中川虎

スタメンは?

横浜DeNA

1(8)乙坂智

2(9)関根大気

3(5)飛雄馬

4(7)細川成也

5(D)中川大志

6(4)伊藤裕季也

7(6)知野直人

8(2)山本祐大

9(6)狩野行寿

先発投手=中川虎大

東北楽天

1(4)山﨑剛

2(6)渡邊佳明

3(5)今江年晶

4(3)内田靖人

5(7)山田大樹

6(8)ルシアノ・フェルナンド

7(D)山下斐紹

8(2)太田光

9(9)小郷裕哉

先発投手=釜田佳直

一軍と二軍が仙台で同時刻に試合開始

4月3日、仙台市内では、イーグルス戦が同時刻に2試合おこなわれた。

宮城野区の楽天生命パーク宮城では、一軍の本拠地開幕シリーズ第2戦。終盤の8回表にファイターズに逆転されたが、その裏にウィーラーの逆転2ランが出て勝ち越し、2-1で勝利した。

2万5829人の監修の大半が、歓喜の時を過ごした。

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(2日の森林どり泉はこの大雪で中止となった。画像引用=イレブンスポーツ)

泉区の森林どり泉では、二軍のイースタンリーグ公式戦がおこなわれた。2日は大雪のため中止。3日もグラウンドコンディション不良のため、1時間遅れでの開始だ。観衆はわずか127人。

先発の熊原健人は、ベイスターズから移籍しての初登板となった。

熊原は打者7人に1安打6四球で、アウトを1つも取れずに降板した。選手もファンも寒さに震える中、試合はベイスターズが12-3で勝った。

泉で観戦したファンにしてみれば、1つアウトを取る前からくじけてしまった格好でだ。「こんなことなら一軍戦に行けば良かった」と思われても仕方がない。

それでもイーグルスファンのSNSなどを見てみたら、熊原を叩くコメントは少なく、「まあ最初だから」「次こそは」と前向きに捉える内容の感想が多かった。「まずはメンタルのケアからしてほしい」とメンタル面を心配するものも見かけた。

温かくイーグルスを見つめてくれるファンに、明日、4日こそは勝利をプレゼントしたい。

釜田佳直 度重なる手術を乗り越えて

明けて4月4日。

この日も、楽天生命パークで一軍戦、森林どり泉で二軍戦が、それぞれ13:00にスタートした。

一軍戦の先発はルーキーの弓削隼人。社会人のSUBARUから入団した、サウスポーの24歳だ。6日に25歳にらなる。

二軍戦の先発を任されたのは、釜田佳直。高卒8年目で、弓削より1学年上だ。

則本と岸が戦線離脱するアクシデントに見舞われたイーグルスだが、先発ローテーションに割って入ろうとギアを上げる投手は多い。

釜田も、その1人だ。

ただし、故障明けの釜田の場合は、あせりは禁物だ。

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(一軍戦と比べると観衆の数は比べ物にならないが、釜田はいつもと同じく淡々と投球を続けた。画像引用=イレブンスポーツ)

ルーキーイヤーの2012年に、イースタンリーグでは早くも相手を寄せつけない内容のピッチングを重ねた釜田。一軍でも7勝を挙げた。

翌年の5月、二軍戦での試合中に右肘を疲労骨折した。終盤の9月に一軍復帰して、チームの優勝に貢献した。

2014年3月、釜田は右肘のトミー・ジョン手術を受ける。トミー・ジョン手術は、肘の靭帯断裂に対する手術術式だ。この年はリハビリに費やした。

2015年の3月、この年のイースタン春季教育リーグの初戦で、約500日ぶりに実戦登板し、1回を投げて無失点。

シーズン終盤には一軍に上がり、716日ぶりの勝利を挙げた。

2016年は一軍で100イニング以上投げて、ようやくまともにシーズンを通して戦える状況になった。2017年には一軍で4勝を挙げた。

2018年6月、「右肩ベネット骨棘切除術および後方関節包解離」と「右肘クリーニング」の手術を受けると発表した。

釜田の昨季は、そこで終わった。

リハビリを経て、2019年最初の登板は3月12日に鎌ヶ谷でおこなわれた教育リーグ。

今季初のイースタンリーグ登板は24日の鎌ヶ谷。ファイターズ打線を6イニング打者20人に対して、被安打0、無失点に抑えた。

山田大樹の貴重なタイムリー

中10日。故障という爆弾を抱える釜田は、あせらずじっくりペースを上げている。

本拠地開幕を迎えた一軍の戦いに街じゅうが盛り上がる裏で、釜田は近い未来に自分が一軍戦で脚光を浴びることを目標に、淡々と投げ込んだ。

1回表のベイスターズ打線を三者凡退に抑えると、3回まではパーフェクト。4回に先頭打者を四球で歩かせたが、後続を危なげなく仕留めた。

7イニングを投げて無失点。

打たれたヒットは、外野手が目測を誤って捕れなかったものだ。

前回が6回被安打0で、今回が7回で被安打1。13イニングで無失点。驚異的な結果だ。

これはもう、次は一軍登板のチャンスを与えてほしい。

前日の「初回10失点」の悪夢を払拭する釜田の好投。打撃陣は、安打こそなかなか打てないものの、1回裏に相手のエラーからチャンスを広げて、4番打者の内田が犠牲フライで先制。

5回裏には四球とエラーでワンアウト満塁となり、山田大樹のタイムリーヒットが出た。

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(育成選手の山田大樹がタイムリーヒット。画像引用=イレブンスポーツ)

試合は、そのままイーグルスが逃げ切り勝ちした。

スタンドはガラガラだったが、それでも、一軍戦ではなく、二軍を応援しに来てくれたファンがいる。

ファンとしては、次代のスターを探すのも楽しみだが、野球の試合を観戦する以上、好きなチームに勝ってほしいのは当然だ。

一軍はファイターズ相手に2桁得点して、快勝したらしい。

それでも「泉に来て良かった」と思ってもらえる内容だったのではないか。

脚光を浴びる一軍の裏で展開される「もうひとつのプロ野球」のドラマも見どころ満載である。

ベイスターズファンの「次」は6月

泉にはベイスターズファンの姿もあった。

元楽天の中川大志が打席に入れば、イーグルスファンからも拍手が起こり、イーグルスの久保裕也がマウンドに上がれば、ベイスターズファンからも「がんばれよー」と声が上がった。

仙台のファンは温かい。

それでも、ベイスターズファンは負けてがっかりしているはずだ。

今年はセ・パ交流戦のこのカードは横浜スタジアムだから、ベイスターズ一軍の宮城県内での試合は無い。

二軍の泉遠征は、次が6月4日。2か月先である。だからこそ、もう少し骨のある試合をしてほしかった。

仙台のベイスターズファンは「次こそは」とポジティブに「もうひとつのドラマ」待っている。

継投&得点経過

横浜DeNA

中川虎大5回→櫻井周斗2回→中後悠平1回

東北楽天

釜田佳直7回→久保裕也1回→小野郁1回

得点経過

1回裏楽天

ワンアウト1.3塁で内田が犠牲フライ、1点

3回裏楽天

四球やエラーでワンアウト満塁となり、山田大樹がレフト前タイムリーヒット、1点

9回表DeNA

飛雄馬がライト前にタイムリーヒット、1点