雑記とかドラマ【相棒】の魅力とか!

2020年はドラマ「相棒」関連の記事が中心です。タイトルは「相棒」のシーズン1に登場した絵画「光る風の少年」から。

ドラマ【相棒】脚本家・金井寛さんの名作おすすめ回5選!登場人物の葛藤と意外な真犯人!

【相棒】は、テレビ朝日・東映の制作で2000年から放送されている21世紀を代表するテレビドラマシリーズです。


主人公は、水谷豊さん演じる杉下右京警部と、その相棒。初代相棒の亀山薫から、神戸尊、甲斐享と続いて、反町隆史さんが演じる冠城亘が4代目。2人が所属するのは警視庁特命係です。

 

【相棒】には何人もの脚本家さんが参加しています。その中でも注目は金井寛さん。


この記事では、過去に放送された作品から、感動作や衝撃回を生み続ける名作メーカー・金井寛さんが脚本を担当したおすすめ回を5つ紹介します。

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(画像引用=テレビ朝日・東映)

金井寛さんってどんな人?

金井寛(かない・ひろし)さんは1963年生まれ。会社員を経て脚本家・構成作家になりました。ドラマ【相棒】や【ママはニューハーフ】、テレビ番組【奇跡体験!アンビリバボー】などを手がけています。

 

2011年には演劇ユニット「かーんず企画」を旗揚げして、すべての作品で脚本を担当しています。。

 

【相棒】には2012年12月放送の【相棒11第8話「棋風」】から脚本家として参加。

 

【相棒12第2話「殺人の定理」】や【相棒16第4話「ケンちゃん」】などで数学の話を用いていることから理系の匂いもしますが、金井さんは自身のブログで「僕は完全な文系人間」と述べています。

 

登場人物の葛藤をあぶり出す重厚な作品からコメディー調の作品まで、バラエティーに富んだ作品群で、カイトくん期と冠城亘期のメイン級ライターとなりました。

1.【相棒12第17話「ヒーロー」】2014年3月5日放送

【どんな話?】

右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は昼食後偶然、ビル火災の現場に出くわし救出作業に加わる。上の階で煙の中にいた女性を一人の青年が抱きかかえながら階段を降りてきて救出。救出されたのは弁護士の麗子(松尾れい子)。しかし、助けた青年はその場から姿を消してしまう。麗子から助けた青年を探すよう頼まれた右京らは、現場に残された手がかりからその青年を見つけるが、自分は助けた覚えなどないと言って逃げるように去っていく。なぜ彼は人助けをしたことを認めようとしないのだろうか?(引用=テレビ朝日)

金井寛作品を視聴するなら、まずは「ヒーロー」がおすすめです。

 

サスペンスドラマの王道ストーリーにプラスアルファの濃厚感がある名作です。

 

右京さんとカイトくんは、麗子を救出した人物を捜し出しましたが、助けた竜也は事実を認めません。しかし、ビル火災が報道されると、一転してヒーローとして名乗り出てきます。


一方、IT企業の部長・轟が刺殺されます。轟の携帯電話の最後の着信は、竜也でした。


といった感じで物語が始まります。

 

弁護士の女性を助けた青年はヒーローなのか、それとも殺人事件に関与する人物なのか。なぜ「ヒーローじゃない」と嘘をつくのか。なぜやっぱり「自分がヒーローだ」と名乗り出ることにしたのか。

 

殺人事件の犯人はAと見せかけてBであるというどんでん返しがきれいに決まります。さらに登場人物の思惑が交差して、人間ドラマが濃密に描かれています。

 

自分を許せない心。素直になれない心。

金井寛さんが描く「葛藤」のドラマは必見です!

2.【相棒17第8話「微笑みの研究」】2018年12月5日放送

【どんな話?】

人間の心のメカニズムを総合的に研究する認知科学の権威である大学教授が心臓麻痺で死亡した。一部の学生が、『呪い殺された』とSNSで騒いでいるという噂を聞きつけた右京(水谷豊)は興味を抱き、亘(反町隆史)と共に調べ始める。学生が“呪い殺した張本人”と名指ししているのは、半年前に転籍してきた助教の川村里美(佐津川愛美)。学生によると、教授が死亡する前日、彼をにらみながら「死ね」とつぶやいていたらしく、さらに「人を呪い殺せる」と公言している霊能力者と会っているところを目撃したという。(引用=テレビ朝日)

この回は、認知科学研究者の心の闇に潜む「微笑み」が事件の真相のカギを握る、心理的ホラーともいえる作品になりました。

 

助教の里美が殺したのか?  しかし、里美には完ぺきなアリバイがあることが判明します。

教授を殺した犯人は誰なのか?

 

鍵を握るのは「エンパス」。エンパスは共感力が極端に高い人のことを指します。人の感情や身体的な症状を、まるで自分のことのように感じます。エンパスを持つ里美はなぜ微笑んでいるのか…そこにはどんな葛藤が潜んでいるのか…

 

大学の研究者たちのストーリーなので難しそうに思えてしまいますが、序盤の呪い殺しにまつわる話がコミカルに描かれているので、自然にストーリーに引き込まれていきます。

 

そして殺人事件の真犯人が判明し、そのあとに待ち構えるどんでん返し!

 

最後の右京さんの激怒セリフも必見です!

3.【相棒12第5話「エントリーシート」】2013年11月13日放送

【どんな話?】

就職活動中の女子大学生・奈月(岩田さゆり)の遺体が発見された。奈月の手帳によると、事件当日は夕方に一流商社の面接を受けていたが、午前中に出かけてから面接の時間までの行動がわからない。右京(水谷豊)は、全員横並びの黒のスーツ姿という常識に疑問を抱きつつも、奈月のリクルートスーツに仕付け糸がついたままになっていることが気になる。一方、享(成宮寛貴)は、奈月の携帯に非通知の着信が頻繁にあったことに引っかかる。ストーカー被害にでもあっていたのだろうか?(引用=テレビ朝日)

タイトルの「エントリーシート」とは、この話では就職活動の書類選考で用いられる応募書類のことです。劇中の塾講師は、就職活動で重要なのはテスト、エントリーシート、面接だと語ります。

 

この回を見ていると、就職活動を経験したことがない人でも、就職活動とはこういうものなのか、という流れがざっくり見えてきます。

 

奈月は21歳の大学4年生。大企業をめざしていました。

 

奈月の元カレは、バイトをしながら好きな芝居を続けていました。2人はしだいにすれ違うようになり、奈月のほうから別れを切り出します。

 

エリート路線を歩む彼女にも葛藤がありました。そして、思い切って意志を貫き通した結果、死ぬことになるとは…

 

金井寛さんの脚本は登場人物の葛藤をとことんあぶり出します。

 

そして、ストーリー画二転三転した末の意外な真犯人とは?

4.【相棒13第17話「妹よ」】2015年3月4日放送

【どんな話?】

捜査一課で経理係をしている陣川(原田龍二)の妹・美奈子(水崎綾女)と連絡が取れなくなった。美奈子からの留守録の裏に、「早く乗せろ」という不穏な男の声が入っていたことから、陣川と旧知の仲である右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は捜査に乗り出す。企業から依頼を受けて人材を探すヘッドハンターをしているという美奈子。手掛かりを求めて部屋を調べると、謎の男から「例の件から手を引け」という脅迫めいたメールが届いていたことが分かる。(引用=テレビ朝日)

 コメディータッチならこの作品。【相棒】の人気キャラクターである「特命係第三の男」こと陣川公平警部補が登場します。そのコミカルなストーリーは多彩な脚本家陣によって書かれてきましたが、金井寛さんもその1人。

 

金井さんが手がけたのは「妹よ」です。陣川さんの妹が初登場したこの回。風邪をひいた陣川さんを妹の美奈子が看病するところからスタートします。

 

美奈子が事件に巻き込まれて、陣川さんは右京さんとカイトくんに頼んで一緒に捜査を開始。

 

陣川さんいわく「あいつは小さい頃からやけに思い込みが激しくて、おまけに呆れるほどに惚れっぽいんです。それで何度も失恋を繰り返している」とか。「いったい誰に似たのか」とあきれ顔の陣川さんに、きっと視聴者は「おまえだよ」と総ツッコミしたことでしょう。

 

そんな感じでコミカル調なのですが、事件の内容はシリアスです。企業のヘッドハンターの仕事をめぐる身勝手な大人たちの魂胆が見え隠れします。

 

そして判明する意外な犯人…

 

「陣川回」としての笑いを散りばめながらも、サスペンスドラマらしい勧善懲悪をきっちり決めて、登場人物の心の揺れも濃密に描いている、金井寛作品の真髄です!

5.【相棒16第4話「ケンちゃん」】2017年11月8日放送

【どんな話?】

亘(反町隆史)が顔見知りになったコンビニの店員・森山健次郎(西井幸人)が殺害された。捜査一課では、2年前に健次郎の証言で逮捕され、最近仮出所した窃盗犯・宍戸(菅原卓磨)が事件現場付近で目撃されているため、逆恨みの犯行ではないかと消息を追っていた。亘に担ぎ出される形で捜査に乗り出した右京(水谷豊)は、健次郎の遺体の手に漢字の『中』と読める文字が書かれていたのが気になる。(引用=テレビ朝日)

今回の被害者は純粋無垢な青年です。どこまでもピュアです。

 

なぜケンちゃんは殺されてしまったのか、犯人は誰なのか。

 

右京さんと冠城くんの捜査で浮かび上がるのは、ケンちゃんの純粋さが生んでしまった悪意でした。

 

金井寛さんが描く「葛藤」の真骨頂です。

 

ピュアすぎてムカつく。敬遠したくなる。しかし、死んでから気づく彼の大切さ。

 

ストーリーが二転三転した末に、右京さんが意外な真犯人を暴きます。

 

「ケンちゃん」では大学の数学に関わる謎が提示されます。金井寛さんの作品では【相棒12第2話「殺人の定理」】も数学に関する話でした。作風から金井さんは理系なのかなという印象を受けますが、本人のブログによると「僕は完全な文系人間」なのだそうです。確かに、人の心に寄り添った丁寧なストーリーは文系ですね。

 

「ケンちゃん」もおすすめ作品です!

視聴は動画配信サービスなら初回無料あり

ドラマ【相棒】の金井寛さんが脚本を担当する回を5つセレクトしました。

 

どの回も、意外な真犯人に驚かされ、登場人物の葛藤に心が揺さぶられます。

 

金井さんの作品を含め【相棒】過去回はテレビの再放送や、動画配信サービス、DVD、Blu-rayなどで視聴できます。

 

視聴したい回が決まっている場合は【TELASA】や【U-NEXT】などの動画配信サービスが便利です。初回無料サービス期間があるので、お金をかけずに【相棒】を楽しめます。

 

とくにテレビ朝日が運営する【TELASA】は初回30日間無料でテレビシリーズ全話を視聴することができます。おすすめです!

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【相棒】神回・名作・衝撃回おすすめ10選!初心者なら「カシオペア」から?【ドラマ】

金井寛さんの【相棒】脚本作品はどれ?

【相棒】での金井寛さん脚本回は、上記5選の他にもバラエティーに富んだ作品が並んでいます。

 

カイトくんと冠城くん期のメイン級脚本家として名作や衝撃回を提供している金井さん。

 

【相棒17】の最終回で初の2時間スペシャル担当となりましたが【相棒18】では登場がありませんでした。【相棒19】以降はどうなるかな? また金井さんの作品を視聴できることを願っています!

 ☆金井寛さんの【相棒】作品リスト

【相棒11第8話「棋風」】

【相棒11第15話「同窓会」】

【相棒12第2話「殺人の定理」】

【相棒12第5話「エントリーシート」】

【相棒12第12話「崖っぷちの女」】

【相棒12第17話「ヒーロー」】

【相棒13第3話「許されざる者」】

【相棒13第5話「最期の告白」】

【相棒13第6話「ママ友」】

【相棒13第17話「妹よ」】

【相棒14第3話「死に神」】

【相棒14第9話「秘密の家」】

【相棒14第13話「伊丹刑事の失職」】

【相棒15第8話「100%の女」】

【相棒16第4話「ケンちゃん」】

【相棒16第17話「騙し討ち」】

【相棒17第8話「微笑みの研究」】

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