雑記とかドラマ【相棒】の魅力とか!

2020年はドラマ「相棒」関連の記事が中心です。

ドラマ【相棒】プレシーズン2ネタバレあり感想!平成の切り裂きジャック!生瀬勝久の浅倉禄郎が怖い!

【相棒】はテレビ朝日系列で放送されている、21世紀を代表するテレビドラマシリーズです。


主人公は水谷豊さん演じる杉下右京警部と、その相棒。初代の亀山薫から、神戸尊、甲斐享と続いて、現在は反町隆史さんの冠城亘が4代目相棒です。たった2人の警視庁特命係が、さまざまな事件を解決に導きます。

 

2000年6月に放送された第1作「刑事が警官を殺した? 赤いドレスの女に誘惑され…死体に残る“4-3”の謎とは?」から約半年。シリーズの第2作は、2001年1月27日に土曜ワイド劇場で放送された「恐怖の切り裂き魔連続殺人! サイズの合わないスカートをはいた女の死体…」です。21世紀に入って最初の作品となりました。


連続ドラマ化を視野に入れて、三浦刑事、鑑識の米沢さん、角田課長らが第2作から定着。前作では「ですます口調」だった内村刑事部長がかんしゃく持ちの紋切り型口調に変身しています。


伊丹刑事による名セリフ「特命係の亀山ぁ!」も誕生しました。


本編は19世紀にイギリスで発生した「切り裂きジャック」事件を想起させる連続殺人事件です。


この記事では「相棒」シリーズ第2作目の感想などを記述しています。

 

ネタバレ要素が多いので、まだ視聴していない方は注意してください。

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(画像引用=テレビ朝日・東映)

主な出演者、スタッフ

【pre season第2話】

「恐怖の切り裂き魔連続殺人! サイズの合わないスカートをはいた女の死体…」

2001年1月27日放送

【出演者】

杉下右京=水谷豊

亀山薫=寺脇康文

奥寺美和子=鈴木砂羽

宮部たまき=高樹沙耶

伊丹刑事=川原和久

三浦刑事=大谷亮介

中園警視正=小野了

鑑識員米沢=六角精児

角田課長=山西惇

今宮典子=仲根かすみ

内村警視長=片桐竜次

市村麻衣子=渡辺典子

浅倉禄郎=生瀬勝久

ほか

(テロップ順)

【スタッフ】

プロデューサー=松本基弘、香月純一、須藤泰司

脚本=輿水泰弘

音楽=義野裕明

監督=和泉聖治

ほか 

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(画像引用=朝日文庫)

どんな話?

連続婦女殺人事件の現場で、薫(寺脇康文)は担当検事の浅倉(生瀬勝久)と再会する。浅倉は大学の同期で、薫と恋人の美和子(鈴木砂羽)を取り合った仲でもあった。右京(水谷豊)は犯人が、売春婦ばかりを襲ったロンドンの切り裂きジャックを模倣していると見破る。やがて浅倉の部下で恋人でもある麻衣子(渡辺典子)の不審な行動が明らかに…。(引用=テレビ朝日・東映)

その後はどうなった?(ここから下はネタバレです)

麻衣子は遺体となって発見された。捜査本部は自殺と断定したが、実際は浅倉に殺されていた。連続殺人事件の真犯人は浅倉。麻衣子は5件目の事件の際に浅倉の犯行を目撃していて、浅倉に自首を迫っていた。

 

浅倉の犯行の動機は、母親のような娼婦を憎んでいたためだった。

 

浅倉は売春をしていた典子を拉致して殺そうとするが、亀山くんがなんとか間に合って救出した。

声に出して読みたい右京さんの名言

「無駄骨とはなんです。いいですか、刑事の仕事は、君が望んでいるように凶悪犯を捕まえることではありませんよ。犯人を捕まえるだけなら一般市民にだってできます。一般市民にも逮捕権がありますからね。しかし彼らには捜査権がない。あれこれ調べ回る権利はありません。捜査権を持っているのは刑事と検察官のみ。つまり我々の仕事は無駄だと思える捜査をコツコツやること、無理だと思える調査にも骨身を削ることです。それが刑事の仕事です。君は心得違いも甚だしいですね」

(これからする地道な捜査について亀山くんが「無駄骨」発言をした直後に、右京さんが激昴して。)

 

「心配しなくていい。もう終わりですよ。もうあなたは誰も殺すことはありません」

(右京さんに逮捕された浅倉が「生きていればまた殺します」と呟いた返答として。)

プレシーズン第2話・感想など

親友は殺人鬼

前作「刑事が警官を殺した? 赤いドレスの女に誘惑され…死体に残る“4-3“の謎とは?」では、ヘマをして捜査一課から特命係に飛ばされた亀山くんが、殺人事件の容疑者に仕立てあげられ、上司となった右京さんが名推理で亀山くんを助けて、真相を暴きました。


偏屈ながら切れ者の右京さんの下で、直感を頼りに動き回る亀山くんという、視聴者が共感しやすい構成が【相棒】の魅力のひとつです。


スピーディーかつコミカルな展開でコンビ誕生が描かれて、シリーズ第2作が期待されました。


ところが一転して、第2弾は、亀山くんの大学時代の同級生が連続殺人鬼だったという、シリアスな話になりました。


序盤で浅倉が犯人であると匂わせる場面がまぶされていて、右京さんが推理を積み重ねて浅倉を追いつめていきます。


浅倉が犯人なわけがないと信じて右京さんに反発していた亀山くんは、衝撃の事実を知りショックを受け、浅倉を殴りつけました。

最初に殺したのは母親

本作は、右京さんと亀山くんが相棒として絆を深める過程とともに、浅倉がなぜ連続殺人鬼となり、自分で止められなくなってしまったのかがクローズアップされています。


きっかけは、母親が娼婦だったこと。浅倉は父親が誰かわからない子どもでした。そのことで、いじめを受けました。


母親を憎んだ浅倉は、母親を殺しました。その死が単なる事故として処理されたことで、浅倉の殺人鬼への道は、歯止めがかからなくなってしまいました。


「女が身体を売る罪はとても重いんだよ」
「犯した罪は死をもって償うしかない」


かなりの偏見ですが、それが浅倉の善と悪を判断する基準になりました。


だからといって、人を殺してよいとは、当然なるはずがありません。

 

しかし、浅倉にブレーキをかけられる人はいませんでした。

数えられないほど殺した

大学は法学部に入り、検事の道を歩んだ浅倉。


札幌地検時代に、婚約した女が娼婦だったことを知り、自殺に見せかけて殺しました。浅倉はそれ以来、仮面を被った娼婦たちを殺すようになりました。


右京さんの調べによると、浅倉の赴任地ではことごとく殺人事件が発生し、殺されたのはすべて女性でした。事件はいずれも迷宮入りしています。


赴任地での事件が本当にすべて浅倉によるものなのか、浅倉がどのような手口で完全犯罪を続けたのかは、番組では言及されていません。


そして本作で起きた、5人の女性の連続殺人事件。さらに、部下であり恋人でもあった市村麻衣子の殺害。今宮典子にもナイフを向けました。


5人の殺害については、犯行の日付から、イギリスの切り裂きジャックを模倣していることを右京さんが突き止めています。


浅倉は、なぜ、切り裂きジャックの真似事をしたのか。犯行を劇場型にすることに何の意味があったのか。


もう疲れていたのでしょうか。


母親の殺害を起点として、自分は数えられないほどの娼婦を殺してきました。反面で、厳格な検事としての職務を続けてきました。


極端すぎる二面を、誰にも知られないように使い分けることに、疲れてしまったのではないでしょうか。罪悪感よりも、喪失感。

自分への恐怖

浅倉は、大学時代の仲間である亀山くんや美和子さんとのささやかなパーティーの途中で「俺は人を殺してきた」と呟きました。


直後に「検察官として各地を赴任している間に、何人か絞首台に送ってきた」と苦笑いを交えて説明していますが、この場面は、ドラマの重要な伏線と同時に、浅倉の無意識に、もうひとつの素顔が現れた瞬間とも見ることができます。見えない心の叫びのようなものが。


浅倉の心の中には、自分への恐怖が存在していました。


浅倉は検事であり、殺人という行為が人間の重大な禁忌であることを知っています。


それでも、殺してしまう。身体を売る女が許せないから。


右京さんに真相を突き止められた浅倉は「生きていれば、また殺します。生きている限り、俺はあいつらを殺すでしょう」と嘆きました。


右京さんは、いつもは犯罪者を厳しく叱責しますが、ここではやさしく「心配しなくてもいい。もう終わりですよ。もうあなたは誰も殺すことはありません」と諭しました。


「ありがとう」と短く感謝の言葉を残した浅倉。


右京さんが真相を明らかにしたことで、浅倉の心にたまり続けていた感情が解放されました。

生瀬勝久さんの怪演

イギリスで起きた切り裂きジャック事件がもし現代の日本で起きたら、というテーマを、親友を信じる亀山くん、右京さんによる事件の解決、そして浅倉の陰惨な告白で、見事に描ききった本作は【相棒】史上でも、視聴者の記憶にガツンと残る作品になりました。


とくに、生瀬勝久さんが演じる殺人鬼には、連続殺人鬼なんかリアルで見たことがないのに、リアリティを感じて、現実のニュースで連続殺人鬼の報道が流れるたびに、浅倉禄郎の名前を思い出してしまいます。

 

以後、浅倉禄郎は、シリーズ初期のストーリーに何度か重要な役割で登場します。

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