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【相棒18第1話&2話「アレスの進撃」】ネタバレあり感想!船越英一郎が魅せる父と娘の哀しい物語

【相棒】は、テレビ朝日・東映の制作で放送されている21世紀を代表するテレビドラマシリーズです。


主人公は、水谷豊さん演じる杉下右京警部と、その相棒。亀山薫から神戸尊、甲斐享と続いて、現在の相棒は反町隆史さんが演じる冠城亘(かぶらぎわたる)です。たった2人の警視庁特命係が難事件を解決します。

 

2019年10月からは18シーズン目がスタート。冠城亘はシーズン14での登場以来、5シーズン目となりました。

 

今シリーズではどんな事件が特命係に立ちはだかるのか。主要キャラクターたちの動きは?

 

この記事では【相棒18第1話「アレスの進撃」】とその続編【相棒18第2話「アレスの進撃〜最終決戦」】の、ネタバレを含めた感想などをまとめています。

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(画像引用=テレビ朝日)

主な出演者・スタッフ

作品タイトル

1.【テレビ朝日開局60周年記念スペシャル・相棒18第1話「アレスの進撃」】2019年10月9日放送

2.【テレビ朝日開局60周年記念スペシャル・相棒18第2話「アレスの進撃〜最終決戦」】2019年10月16日放送

出演

杉下右京=水谷豊=警視庁特命係係長。警部。

冠城亘=反町隆史=警視庁特命係。巡査。

伊丹憲一=川原和久=警視庁刑事部捜査一課。巡査部長。

芹沢慶二=山中崇史=警視庁刑事部捜査一課。巡査部長。

角田六郎=山西惇=警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策五課長。警視。

青木年男=浅利陽介=警視庁サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官。

大河内春樹=神保悟志=警視庁警務部首席監察官。警視正。

風間楓子=芦名星=『週刊フォトス』記者。

内村完爾=片桐竜次=警視庁刑事部長。警視長。

中園照生=小野了=警視庁刑事部参事官。警視正。

岩田純=船越英一郎

片山雛子=木村佳乃

岩田ミナ=北香那

甘村井留加=団時朗

大西玲二=内村遥

桂川宗佐=村上新悟

颯斗=内野智

猿若均=坂田聡

橘禾怜=加弥乃

成田藤一郎=足立理

音羽暁=森優作

木埜實平=土平ドンペイ

鯉川繁喜=外川貴博

鑓鞍兵衛=柄本明=政治家。国家公安委員長。

衣笠藤治=杉本哲太=警視庁副総監。警視監。

社美彌子=仲間由紀恵=警視庁総務部広報課長。警視正。

甲斐峯秋=石坂浩二=警察庁長官官房付。

ほか

【スタッフ】

エグゼクティブプロデューサー=桑田潔

チーフプロデューサー=佐藤涼一

プロデューサー=髙野渉、西平敦郎、土田真道

脚本=輿水泰弘

音楽=池頼広

監督=橋本一

ほか

どんな話?

【第1話「アレスの進撃」】

右京(水谷豊)が突然、消息を絶って1週間。亘(反町隆史)は、何者かによって海に流された右京のスマートフォンが秋田に流れついたことから、潮流を計算し、北海道付近に浮かぶ“天礼島”にあたりをつける。

すると亘は、島に渡って早々、男が若い女性を連れ去ろうとしている現場に遭遇。何とか拉致を防ぐが、男は姿を消してしまう。聞くと、事なきを得た女性・ミナ(北香那)は“信頼と友好の館”という日本とロシアの交流を目的とした財団のメンバーで、男は岩田(船越英一郎)というミナの父親。自衛隊の元レンジャーである岩田は、甘村井(団時朗)という男が主催するその財団を怪しみ、ミナを連れ戻しに来たのだという。

思わぬ騒動に巻き込まれた亘は、岩田の存在を気に掛けながらも、右京の捜索を続行。島の海岸にアザラシの死骸が頻繁に流れ着いている事案を耳にし、右京もその不可解な一件を調べに来ていたことが分かる。そんな中、館である遺体が発見され、それをきっかけに思いも寄らない連続殺人が幕を開ける。(引用=テレビ朝日)

【第2話「アレスの進撃〜最終決戦」】

右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、連続殺人の容疑が掛かった岩田(船越英一郎)を囮に、事件に関する情報を集めるため“信頼と友好の館”内部を捜索することに。すると、ミナ(北香那)らメンバーの部屋から、片山雛子(木村佳乃)がとある協会の顧問に就任したことを伝える週刊フォトスを見つける。その意味を推理する中、2人は、館のメンバーが利用していた漁師小屋で、海上の船から発せられているモールス信号を目撃。(引用=テレビ朝日)

その後どうなった?(ここから下はネタバレです)

右京さんが行方不明になった理由は…天礼島の海岸に打ち上がったアザラシの死骸がロシアからの密輸に使われたことに気づいたために、現地の「信頼と友好の館」のメンバーに襲われた。

 

毒キノコが入った「ロシアンルーレット」を飲まされてしまった右京さんは昏睡し、しばらく竜宮城で酒宴に興じる浦島太郎気分を味わっていた。

 

右京さんのスマホを海に流して冠城くんに伝わるようにしたのは、最初は岩田ミナが自分がやったと話していたが、本当は「信頼と友好の館」代表の甘村井によるものだった。

 

ミナたちはロシアからの密輸品を使って「強欲な悪魔」こと片山雛子を脅迫し、難民ボランティア団体への寄付を要求する計画を立てていた。しかし、甘村井を含む4人のメンバーは違和感を覚えていた。

 

ミナは右京さんのスマホを流した甘村井たちが裏切ったと断じ、父の岩田純の犯行に見せかけて4人を殺害した。

 

洞爺湖でミナたちが片山雛子を脅迫する場に岩田が現れて、娘のミナを連れ去った。

 

ミナは幼い頃はレンジャーである父のようになりたいと願っていた。だが、岩田のことを「凶暴極まりない戦いの神で大いなる嫌われ者のアレス」だと思うようになった。

 

アレスの影はミナにも受け継がれてしまっており、娘の殺戮を止められなかった岩田は泣きながらミナを絞め殺した。右京さんと冠城くんはミナの命を助けることはできなかった。

ここから感想など(ネタバレ)

「アレス」は娘だった

右京さんと冠城くんの5シーズン目となる【相棒18】は、父と娘の壮絶な物語が描かれました。

 

「アレスの進撃」の「アレス」とは、ギリシャ神話における戦いの神のことです。「城壁の破壊者」の2つ名を持ち、荒ぶる神として畏怖されていました。狂乱と破壊。粗野で残忍。不誠実。

 

岩田ミナは、幼い頃は陸上自衛隊の戦闘員である父のことが大好きでした。

 

「パパと一緒に自衛隊で戦うの」と公園で微笑むミナ。

 

父はそれから「つい」ミナに戦闘技術を教えてしまいました。

 

素手で人を殺せる格闘術は父から娘に受け継がれていました。

 

時を経て、ミナは父のことを「アレスだ」と軽蔑するようになります。

 

しかし、父はレンジャーとして任務をこなしながらも人を殺したことが1度もないことを、娘は知りませんでした。

 

アレスになってしまったのは、平然と仲間を殺し続けた娘のほうでした。

父は耐えられなかった

難民救済という大義名分のもとに、裏切り者を次々に殺す愚かな行為をした娘。父から教わった格闘術で暴走してしまいました。

 

自衛隊やレンジャーが格闘術を身につける意味を再確認しつつ、人間が他人より強い力を持つ場合、その力はどう使われるべきかを考えさせられます。

 

ラストシーンで、岩田はミナを絞め殺します。

 

この終わり方には、視聴者からは賛否両論があるようです。

 

ミナを殺してしまう必要があるのか…生きて罪を償わせる道を選べなかったのかと。いいや、父親の心情としてはこういう結末も有りうると。

 

右京さんが難解な事件を解決する刑事ドラマとして、すっきり終わるなら、ミナは生きたままにしたほうが良かったのかもしれません。

 

最後に父と娘がお互いの気持ちをぶつけて、少しでも心の距離を近づけることができたら、 わかりやすい感動回になります。

 

これまで【相棒】では、事件の解決による親子の関係修復エピソードがいくつもあり、視聴者の涙腺を緩ませてくれています。

 

しかし、今回はバッドエンド(?)。

問題提起する【相棒】

今回の脚本を担当したのは輿水泰弘さんです。輿水さんは【相棒】シリーズを第1作から手がけるメイン脚本家です。

 

「和製シャーロック・ホームズ」としての右京さんを亀山薫視点で追いかけるバディものとして始まった【相棒】は、社会派、コメディー、ラブストーリーなど、なんでもありの異色刑事ドラマとして成長し続けてきました。

 

輿水脚本には視聴者の期待通りに話を終わらせない「裏切り」があります。

 

まさか、かつて2時間ドラマの帝王といわれ、NHKの昼の顔でもある「船越英一郎」が連続殺人の容疑者となり、娘が真犯人で、父が娘を殺してしまうとは。

 

驚きの結末と【相棒】ならではのモヤモヤです。

 

「間に合わない右京さんなんか見たくない」という拒絶。「右京さんだって人間だ。間に合わないこともある」という納得。

 

娘を殺してしまう世界と、殺さない世界があったなら「あなたならどうしますか?」と問いかけてくる終わり方でした。

 

すっきりした結末ならその場で終了。モヤモヤしたら、そこから思考が広がる…

 

個人的には、二転三転する作りこまれたストーリーに驚かされ、随所に散りばめられた問題提起に考えさせられて、満足度の高い作品でした。

 

「すっきり終わらなさ」に慣れてきたら【相棒】への中毒症状を疑いましょう。

サブキャラの動向

【相棒】は基本的に1話、または2話で完結しますが、特命係をめぐるレギュラー・サブレギュラーたちの動向にも目が離せません。

 

前シーズン【相棒17】の最終回では、犬猿の仲にある衣笠副総監と警察庁の甲斐峯秋が裏で珍しく結託したくらいで、あとはレギュラー陣に不穏な動きはありませんでした。

 

【相棒18】の出だしでは、右京さんが行方不明になったことで、各々が心配の声をあげる中、衣笠副総監は「彼はゾンビだよ」と発言して警戒しています。

 

衣笠副総監は【相棒15】で「特命係の終わりの始まりだ」と言い放った青木年男と密接な関係があり、今後、特命係を警察内部から脅かすのは、このラインでしょうか。

 

副総監のゾンビ発言の場には内村刑事部長、中園参事官、大河内監察官が居合わせていました。

 

注目すべきは大河内さん。最近では特命係寄りの立ち位置をとることも多い大河内さんですが、その腹の中はなかなか見えてきません。果たして、敵か、味方か? 

 

右京さんが無事との報告を受けて、刑事部長が悔しそうにしていた隣で、中園参事官が満面の笑顔になりました。

 

中園参事官はシリーズを重ねるごとに特命係への理解を深めているフシが伝わってきます。今後も、部長に忠誠を尽くす姿勢を見せながらも、右京さんに対してわかりやすいツンデレ態度を見せてくれそうです。

 

「杉下右京・最大の敵」とも言われる片山雛子も登場しました。

 

【相棒3】で与党の衆議院議員として初登場して以来、何度も右京さんと対決してきた片山雛子。

 

今回は、東亜ダイナミクス社長で防衛技術振興協会副会長の桂川宗佐(かつらがわそうすけ)らが開催した武器輸出に関するイベントに招待されていました。

 

【相棒】では戦争や兵器、テロなどのテーマに右京さんたちが向き合う硬派な回が少なくありません。片山雛子が政策課題にあげるテーマのひとつでもあります。久々に政治の話題が絡んだ壮大なストーリーが作られるかもしれません。

 

【相棒17】で初登場した鑓鞍兵衛(やりくらひょうえ)が、再登場しました。大物政治家で国家公安委員長の鑓鞍ですが、まだ出番は少なく、詳細なプロフィールなどは明らかになっていません。

 

大御所の柄本明さんが演じているだけに、鑓鞍は今後なんらかの大きなアクションに関わると思われます。要注意人物です。

声に出して読みたい右京さんのセリフ

「申し訳ないことをしましたね。お父さんの目論見を読み切れず。こんな結果を招いてしまったことは痛恨の極みです。確かにあなたは大罪を犯しました。しかし、生きて裁かれ、場合によっては生きて罪を償う機会もあなたにはあったはず。その機会をボンクラな僕は守り切れませんでした。みすみすお父さんの勝手にさせてしまった。悔やんでも悔やみきれない」

(岩田ミナの遺体を前に)

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