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【相棒18-5「さらば愛しき人よ」】ネタバレあり感想…冠城亘がモテる理由がわかる!女性詩人の話

【相棒】は、テレビ朝日・東映の制作で放送されている21世紀を代表するテレビドラマシリーズです。


主人公は、水谷豊さん演じる杉下右京警部とその相棒。現在の相棒は反町隆史さんが演じる冠城亘(かぶらぎわたる)です。たった2人の警視庁特命係が難事件を解決します。

 

2019年10月からは18シーズン目がスタート。冠城亘は【相棒14】での登場以来、5シーズン目となりました。

 

この記事では、覆面詩人の心の闇が哀しい事件を誘発してしまう【相棒18第5話「さらば愛しき人よ」】のネタバレを含めた感想などをまとめています。

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(画像引用=テレビ朝日)

主な出演者・スタッフ

【相棒18第5話「さらば愛しき人よ」】

2019年11月6日放送

出演

杉下右京=水谷豊=警視庁特命係係長。警部。

冠城亘=反町隆史=警視庁特命係。巡査。

伊丹憲一=川原和久=警視庁刑事部捜査一課。巡査部長。

芹沢慶二=山中崇史=警視庁刑事部捜査一課。巡査部長。

角田六郎=山西惇=警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策五課長。警視。

青木年男=浅利陽介=警視庁サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官。

益子桑栄=田中隆三=警視庁刑事部鑑識課。巡査部長。

竹田ユキ=佐藤江梨子

金子慎也=水橋研二

ほか

スタッフ

エグゼクティブプロデューサー=桑田潔

チーフプロデューサー=佐藤涼一

プロデューサー=髙野渉、西平敦郎、土田真道

脚本=児玉頼子

音楽=池頼広

監督=橋本一

ほか

どんな話?

青酸カリの中毒死で『スノウ』というペンネームを持つ人気覆面詩人の女性が殺害された。現場から亘(反町隆史)の写真が発見されたため、伊丹(川原和久)たち捜査一課が事情を聞くと、スノウの正体は、遺体で発見された女性ではなく、竹田ユキ(佐藤江梨子)という名の別人で、数年前に別れた元恋人だという。被害者と同居していたユキが姿を消していることから、捜査一課は容疑者として行方を追うことに。いっぽう、亘はユキと出会い、逢瀬を重ねたコーヒー店を数年ぶりに訪れる。顔馴染みの店主・金子(水橋研二)から、ユキの連絡先を教えてもらうためだった。事件に興味を持った右京(水谷豊)も、そこに合流。2人は、被害者がスノウを名乗っていた理由を探るため、詩集の発行元を訪れる。すると、出版の契約をめぐってトラブルが起きていたことが判明し!?(引用=テレビ朝日)

その後どうなった?(完全ネタバレ注意)

スノウ=侑希とその同居人を殺害したのはマスターの金子だった…

竹田ユキの本名は南侑希という名前だった。

 

南侑希は15歳の時に父親を殺した過去を持っていた。父親は市会議員だったが、家庭内暴力がひどかった。

 

編集部にスノウを名乗っていた女性は侑希の同級生だった。

 

女性は侑希の情状酌量を求めたが、侑希の母は「夫からのDVは無かった」と証言し、侑希には懲役4年以上7年以下の判決が下された。

 

母が事実を隠したのは、夫の家族から「DVは無かったと証言すれば、その後の生活の面倒は見るから」と圧力をかけられたためだった。

 

侑希はその頃から自分で自分を痛めつけるようになった。

 

侑希にとって、詩は気づいたら言葉を吐き出す必要なものだった。それが自分を支えて、生きる力になった。

 

侑希にとって、自分の過去は知られたくないものだった。

 

マスターの金子は、侑希を楽にしてあげたかった。自由にしてあげたかった。

 

そこで金子はTwitter(のようなもの)で、匿名でスノウの秘密を投稿して、過去を暴露しようとしていた。

 

金子は侑希のためにやっていると思い込んでいたが、それは自己満足でしかなかった。

 

侑希に自分のことを暴露するのはやめて欲しいと言われて口止め料を渡された金子は、カッとなって侑希を殺した。

 

右京さんに「彼女のためを思ってやったことだと言いましたね。では、その南侑希さんを殺したのは誰のためにやったんですか。答えてごらんなさい!」と一喝されて、金子は何も言い返すことができなかった。

ここから感想など(ネタバレ)

過去に爆弾を抱える覆面詩人の不安や恐怖を、理解しようとした人と、利用しようとした人の差が、哀しい結果に導かれてしまいました。

暴露される恐怖

人は過去を変えることができません。知られたくない過去を持つ人もいます。

 

覆面詩人「スノウ」にも黒歴史がありました。

 

家庭内暴力をふるう父親を殺しました。正当防衛であるはずの行為は、大人たちのねじ曲がった性根によって、情状酌量されず懲役刑となりました。

 

過去がいつか知られてしまうのではないかという不安は、絶えずつきまとうものです。不安は恐怖を伴います。

 

詩を書くことが生きる力となっているスノウにとって、詩の無い生活は考えられません。

 

生活のためには印税が必要で、印税を得るためには本を買ってくれる人が必要で、できるだけ多くの人に読まれなければなりません。

 

読者が増えれば、自分の秘密が明らかにされる危険も高くなります。

 

南侑希は、スノウをやめる決意を固めました。

秘密を知りたい人達

「覆面」の有名人がプロフィールを秘密にするの 理由は、ただ何となくという人もいれば、存在をミステリアスな雰囲気にしたいからという人もいます。

 

同時に、本当の自分を知られたくない人も多数います。身バレはイヤなものです。

 

事情があるから秘密にしているのに、その秘密を知ろうとする人がたくさんいます。

 

その人のことをもっと知りたくなってしまったり、秘密という言葉に反応して暴露したくなってしまったり。

 

必要以上の詮索は、情報が氾濫するネット社会の闇のひとつなのかもしれません。

 

『闇を往く』や『闇の果て』など『闇』がタイトルにつく詩集を出しているスノウ。

 

スノウの過去を知った人が、どう思うかはその人の自由です。

 

闇を知って離れていく人もいるでしょう。受け入れてくれる人もたくさんいるでしょう。

 

しかしそれ以前に、侑希にとっては、どう思われるかではなくて、知られることじたいが恐怖です。

親切心という裏切り

スノウの過去を暴露しようとしていたのは、南侑希がよく知っている人物でした。

 

喫茶店のマスターは、侑希に想いを寄せています。

 

侑希が苦しんでいる姿をずっと見てきました。

 

スノウが人気になるにつれて、スノウの正体について騒ぎ立てられて、おびえる侑希を楽にしてあげたいと思いました。

 

ここまでは、理解できます。つらそうな人を見て放っておけない良心の範疇です。

 

しかし、具体的な行動において、マスターは間違ってしまいました。

 

マスターはTwitter(のようなSNS)で匿名のアカウントを作り、わざわざ「#スノウの秘密」というハッシュタグまでつけて、スノウの正体を暴露しようとしました。

 

マスターは「詩なんて」と言いました。侑希は「詩が私のすべて」と言いました。

 

マスターはここで気がつくべきでした。

 

誰かのために何かをすることと、自分の考えを押しつけることは違うと。

 

マスターは侑希のことが好きすぎて狂気になっていました。

冠城亘に恋した理由

冠城亘と南侑希はこの喫茶店で出会いました。

 

冠城くんは、思い詰めている侑希が自殺でもしてしまうのではないかと心配になりました。

 

侑希は冠城くんに苦しみを告白しました。やがて2人は恋愛関係になりました。

 

冠城くんとマスターの違い。

 

冠城くんは侑希の話を聞いてわかり合い、共有し、お互いの信頼を深めました。マスターは、一方的にわかったつもりになっていて、突っ走ってしまいました。

 

【相棒14】で初登場した頃の冠城くんは、女性関係にゆるい遊び人的なイメージもありましたが、人の心を大切にする、正義感にあふれた人物のようです。

 

右京さんは「幸せは、時に感性を鈍らせます」と冠城くんに言いました。

 

冠城くんと侑希が恋人関係にあった時期に、スノウの詩集が発売されていないことを指摘する右京さん。

 

侑希は、幸せすぎて感性が鈍ってしまって、冠城くんとの別れを選択しなければならなかったのでしょうか。

 

自分は幸せになってはいけないんだという思いが強すぎたのかもしれません。

 

冠城くんのやさしさに甘えられなかった侑希。侑希を捕まえておけなかった冠城くん。

 

侑希がマスターに殺され、ケンカ別れしたわけではない元カノと二度と話す機会が無くなった事態は、冠城くんには受け入れがたい現実です。

自分を見失わないために

マスターは、自分の思いのままに行動するのではなく、侑希と丹念に対話するべきでした。

 

喫茶店の常連となり、そこでいつも詩を書いていた侑希には、喫茶店は大切な場所だったはず。

 

侑希の過去とスノウであることの両方を知っているのはマスターだけでした。

 

しようと思えば、ゆっくり対話をできたんじゃないかな。残念です。

 

マスターは、自分に抗議する侑希に「どうしてわかってくれないんだ!」と言い返しました。

 

身バレしたくないのに勝手にSNSで過去を暴露しようとしたやつの事なんて、わかることができるわけがありません。

 

「君のためを思ってやったことなのに」というセリフの虚しさ。

 

「ずっと彼女のそばにいたのは誰だ!」と開き直る図々しさ。

 

右京さんの一喝とともにマスターを蔑むことができるけれど。

 

じゃあ実際に、自分はマスターではなく冠城くんのように振る舞えるのだろうか?

 

相手をコントロールするのではなく、自分の根源的なやさしさにアプローチして、ひとりよがりではなく相手を理解しようとすること。

 

人間関係すべての基本になる「思いやり」。

 

わかっていても突っ走ってしまうかもしれない不安。

 

マスターの狂気を忘れないことから、始めてみます。

 

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