雑記とかドラマ【相棒】の魅力とか!

2021年はドラマ「相棒」関連の記事が中心です。

ドラマ【相棒】に出てくる「エルドビア共和国」とは…南米のコロンビア付近にある危険な国??

20周年を迎えたテレビドラマ【相棒】は、2020年秋から最新シーズンの【相棒19】が放送されています。


主人公は、水谷豊さん演じる杉下右京警部と、その相棒。警視庁の特命係に所属する2人が難事件を解決に導きます。

 

【相棒】シリーズでは「エルドビア」という架空の国が何度も登場します。南米にあるというエルドビア共和国はどんな国で、何が起きているのでしょうか??

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(エルドビアの要人と国際ディスパッチ協会の犀川。背景はエルドビアの国旗かな。画像引用=テレビ朝日)

エルドビアの初登場は「劇場版1」!ビッグシティマラソンの5年前…

【相棒】にエルドビアが初登場したのは、2008年公開の【相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン】です。

 

ビッグシティマラソンが開催される5年前の6月…南米のエルドビア共和国で、NPOの一員として難民の救済活動をしていた日本人青年が、反米ゲリラに拉致されました。

 

当時のエルドビアは悪名高い将軍が軍事独裁政権を敷いており、アメリカはテロ支援国家として名指しで非難し、軍事侵攻に至りました。

 

エルドビアは国土の半分が戦争状態になり、大量の難民が発生します。日本政府は、在留邦人に速やかに退去勧告を出しました。しかし、国境付近の難民キャンプにいた青年は国外に退去せず、拉致に至ります。

 

さらに、ゲリラは人質となった青年に銃を向け、日本政府に青年の命と引き換えに多額の金銭を要求したのです。

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(画像引用=テレビ朝日)

日本人NPO青年が反米ゲリラに殺される

総理が「テロには屈しない」と強硬姿勢を表明し、日本国民が青年を「自業自得」「自己責任」と批判すると、エルドビアの首都の郊外で、青年が首を切断された遺体となって発見されます。

 

その2日後には、ゲリラの犯行グループが青年を星条旗の上で殺害する場面をインターネットで動画配信します。

 

この動画が流されると、日本のマスコミは事件が無かったかのように報道をやめ、すべてを忘却に誘導した…

 

リアルに、世界のどこかで似たような事件がありましたね。エルドビアはとても恐ろしい国なのです。

 

なお、エルドビアで起きた誘拐殺人事件は衝撃の真相が暴かれます。映画の売りはビッグシティマラソンでしたが、その裏には現代社会の闇が丁寧に描かれています。

甲斐峯秋はエルドビア日本大使館勤務だった

【相棒12第1話「ビリーバー」】では、エルドビアで起きた日系法人社長誘拐事件の話題が軸になります。

 

インターネット生放送で配信者の火の玉大王は「水面下でおこなわれていた誘拐犯とグループとの身代金交渉を日本政府が邪魔し、結果、社長は殺害されるに至った。その時に現地で暗躍していたのが、在エルドビア日本国大使館に勤務していた警察官僚だった」と語ります。

 

そのエルドビア日本大使館で当時、働いていた人物が、甲斐享(成宮寛貴さん)の父親の甲斐峯秋(石坂浩二さん)です。

 

社長の会社は水面下で身代金交渉をすすめていたのですが、エルドビア政府に事を漏らし、交渉の決裂を誘発したのが峯秋だった…。

 

エルドビアでは誘拐がビジネスになっています。身代金が手に入れば、犯人グループは味をしめて次の誘拐計画を立てます。そのためにエルドビア政府は身代金交渉を否定していたのです。

 

社長の死について峯秋は「日本国政府だって、エルドビアで邦人の誘拐が頻発するのは困る。それを避けるためにも、相手のビジネスにくみするわけにはいかなかったんだ」と説明しています。

 

ただし、峯秋は社長を見殺しにしたのではなく、エルドビア政府の担当者に何度も、最優先は人質の命だと言っていたそうです。

 

誘拐がビジネスになっている国、エルドビア…怖すぎです。

 

また、峯秋がエルドビアにいた頃に現地で一緒に働いていたのが、防衛省防衛政策局次長補の綿貫孝雄(風間トオルさん)でした。

エルドビア大統領が来日したこともある

2013年1月16日放送【相棒11第12話「オフレコ」】にもエルドビアの名前が登場します。葉村比呂臣外務大臣に関する話です。

 

カイトくんのセリフで、この話でのエルドビアの使われ方がわかります。

 

「あの日は例のエルドビアの反政府組織指導者の入国問題が勃発して、大臣以下、外務省の職員が省内に詰めて対応に追われていた日ですよね。国際問題が起きかねない、そんな日に、外務省を抜け出して外務大臣が女に会いに行っていたとは、誰も思いませんよね」

 

メインストーリーも気になりますが、エルドビアの反政府組織指導者の入国っていう話もけっこう怖い…

 

【相棒14第9話「秘密の家」】にはエルドビアの名前が頻繁に出てきます。

 

「首都警備保障」という警備会社では、2か月前、エルドビアの大統領来日の際に警備を担当していました。日本にエルドビアの大統領が来日していたんですね!

 

その時に爆破未遂事件があって、マウン・アロンソという日本在住のエルドビア人が容疑者に浮かびました。反政府組織の一員として指名手配を受けていますが、確保に至っていないとか。

 

なお「神田貿易」という会社はチリ、ペルー、そしてエルドビアなどとの雑貨の取引が多いそうです。

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(架空の国・エルドビアは南米のコロンビアの隣にあるようです)

エルドビアの弱者を食い物にする「国際ディスパッチ協会」

【相棒14第16話「右京の同級生」】には「国際ディスパッチ協会」が登場します。理事長の犀川武彦は「日本と世界の人材の架け橋」と説明しますが、その正体は…

 

エルドビア政府公認の労働者送り出し機関が実質的には犀川の経営で、ひとりの外国人労働者から出国の手数料と日本での就労斡旋料を取り2度儲ける、元手のかからない人買いビジネスがおこなわれていました。

 

さらに、エルドビアの高地はコカインの産地で、犀川はエルドビア人を運び屋に使っていたフシがありますを

 

入管法違反、職業安定法違反、コカイン密輸の嫌疑がかかる犀川を右京さんたちは成田空港に追いかけますが、捕まえるだけの証拠がありません。

 

エルドビアに逃げ込めば、犀川は国賓級の待遇で守られます。そんな犀川を、右京さんは「自分は安全な場所に身を置き、弱い立場の人間を苦しめて富を増やすことなど、許されるはずがありません」と断じ「我々は必ずあなたを逮捕しますよ!」と叫んだのでした。

エルドビアは恐ろしい国だった

こうして振り返ると、【相棒】だけでなく同じテレビ朝日系列の【科捜研の女】などにも名前が出てくるエルドビア共和国って、恐ろしい国なんですね。悪名高い将軍による軍事独裁政権、反政府組織ゲリラ、誘拐ビジネス…かなり治安が悪そうです。

 

【相棒劇場版1】では、エルドビアのゲリラに殺されたNPOの青年に対して、彼と接した子供から感謝の手紙が送られました。

 

【相棒14第16話「右京の同級生」】では、右京さんの同級生である小峰律子(竹下景子さん)が「国際ディスパッチ協会」に騙され金を吸い上げられる労働者たちを必死に守っていました。

 

日本とエルドビアの関係は、エルドビアがアメリカからテロ支援国家と非難されていた頃と比較すると、エルドビアの大統領が来日したり、企業が貿易を盛んにするなど、友好的な交流が増えてきているようです。

 

エルドビアが、弱い立場の人でも笑顔で暮らせる平和な社会になることを、願ってやみません。